防災リスク管理コース・都市防災特論2の現場実習として,2022年11月17日(木)~18日(金)に,建築工学専攻・土木工学専攻・経営工学専攻の20名学生が,足利市の織姫神社において三次元点群計測を実施し,デジタル化処理による歴史建造物のアーカイブ化を体験しました。初日には,栃木県測量設計業協会の企画委員長から「三次元点群データ作成から活用に向けて」,副委員長から「地上型レーザスキャナの操作方法」の講義説明をうけ,足利織姫神社の現地デジタル計測(写真1)を行ないました。同日夜には,早川尚秀・足利市長の特別講演会も開催されました(写真2)。二日目には栃木県測量設計業協会及び宇都宮国道事務所より技術指導をいただき,ドローンによる空間計測の実演と実習(写真3)を実施するとともに,初日で計測された三次元点群データの3Dモデル化と解析処理演習を行いました。本現場実習で得られた三次元点群データ及び3Dモデルは,足利織姫神社奉賛会および足利市に寄贈し,建造物の保存資料として活用される予定です。

写真1 足利織姫神社での三次元点群計測
写真2 『都市防災がわかる本』を手にとる早川尚秀・足利市長(中央)と永野正行教授(左),柳沼秀樹准教授(右)との写真
写真3 ドローンによる空間計測の実演と実習