「坂倉準三:人間のための建築」展がパリの国際交流基金パリ日本文化会館にて開催中です(2017年4月26日−7月8日)。
山名善之教授がチーフ・キュレーターとして、岩岡竜夫教授がセノグラファーとして展覧会に携わっています。
●展覧会概要
「坂倉準三は日本のモダン・ムーブメントを牽引した建築家であり、1931年から1936年にかけてル・コルビュジエのアトリエに学んだ。そして1937年、パリ万国博覧会日本館の設計を手がけ、建築部門のグランプリを受賞し、日本人建築家として初めて国際的な名声を得た。1939年の帰国後、坂倉はアトリエを構え、現代建築の名作を数多く生み出した。その作品は、家具や個人住宅から神奈川県立近代美術館(1951)といった公共建築、さらには都市計画にまで及ぶ。
本展では、坂倉のパリでの設計活動・交流関係を紹介するとともに、1937年のパリ万国博覧会日本館から日本へモダン・ムービメントを持ち帰り、独自に日本的な精神を織り交ぜながら継承発展させた経緯に注目し、坂倉自身の建築思想の軌跡を検証する。
※展覧会の内容は、文化庁国立近現代建築資料館にて開催した『人間のための建築−建築資料にみる坂倉準三』(2013年11月27日−2014年2月23日)をもとに、坂倉のパリ時代の活動・交流に焦点をあて、新たな研究成果を追加して再編成したものである。」
●模型製作
堀越一希、大村高広(岩岡研究室D1)、國分元太(山名研究室M2)が本展覧会の展示物の一つを担当し、製作・設営をおこないました。
1937年に開催されたパリ万国博覧会の様子を広域の都市模型で再現した模型です。
●展覧会情報
パリ日本文化会館のホームページ : http://www.mcjp.fr/fr/agenda/junzo-sakakura–une-architecture-pour-lhomme
新建築社の展覧会情報 : http://www.japan-architect.co.jp/jp/information/2017-07-08-10-00.php
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Exhibition “Junzo Sakakura : Une architecture pour l’homme” is held in Maison de la culture du Japon a Paris.
(26. Apr. 2017 – 8. Jul. 2017)
Professor Yamana and Professor Iwaoka organized this exhibition.